去る10月20日(火曜)の昼下がり、自宅(名古屋市千種区)の庭に珍しくルリタテハがやって来た。私が本当の昆虫少年だった半世紀前の自宅周辺は畑や雑木林が残る里山環境で、ルリタテハ、アカタテハそれにキタテハはどれも普通種だったが、宅地造成が進み市街化が進んで以降はみんな姿を消してしまった。

それでもキタテハは自宅から200-300mの距離にある川の堤防のカナムグラで今でも発生しているらしく、たまにわが家へも来てくれるし、ルリタテハもごく稀に姿を見ることがある。聞くところによると、ルリタテハは住宅街でも植栽のホトトギスやタイワンホトトギスで発生することがあるらしい。
もしかすると名古屋市内の住宅地でルリタテハを見かけることそれ自体よりも、秋に本種が花に来ることのほうがもっとずっと珍しいのかもしれない。越冬後の春先にはときどき花を訪れる本種も、越冬前の個体は夏は樹液に、秋は柿などの落果に飛来して花に来ることは稀なようだ。住宅街には樹液もなければ落果もないので、仕方なく花に来たのだろうか。
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