わが家の愛猫ミミ嬢は、御歳18におなりあそばされて、このところさすがに少し手がかかるようになってきた。
昨夏のころから冷房を寒がるそぶりを見せていたが、この冬は記録的暖冬というのに寒がって仕方がない。そのうえ認知症なのか何なのか、夜鳴きがひどくなった。耳が遠くなったのか鳴き声がむやみ大きくなり、夜中に大きな声で鳴いて何度も起こされる。それも寒くなってからは毎晩4回も起こされるようになった。「子育て(?)に非協力的な夫」を演ずる私としては、耳栓をして寝て知らぬ存ぜぬを決め込んでいたが、雅恵はたまらず本格的対策に乗り出した。
まずは、お猫様のためにオイルヒーターを購入した。これなら夜中つけっぱなしにしても安全なのでミミの寝ている部屋で使っている。次に私がXmasプレゼントに電気湯たんぽを買ってあげた(←こっちのほうがうんと安い)。これでだいぶ落ち着いたが、それでも毎晩1-2回は必ず鳴いて起こされる。
さらにもう一つ問題があった。ミミが夜中にトイレに行くと、部屋の入口のドアが開けっぱなしになるのだ。ドアがパタンと閉まらないよう「かいもの」をしておけば、ネコはドアを押すことも引くこともできるので開けるのは問題ないが、絶対に閉めない。意地でも閉めない。
これではせっかくのオイルヒーターの電気がもったいないし、部屋が冷えるときっとまた鳴く。そこで雅恵は甲斐甲斐しく、夜中にミミがトイレから戻ると部屋のドアを閉めに起きるのであった。
さすがにこれはたまらん。何とかならないか。というわけで雅恵が夜も寝ないで考えて(←単に寝かしてもらえなかった)、100均の材料で作ったのが下の写真のドアクローザー。おもりの重さはたった15グラムほどで、これなら小柄で華奢(きゃしゃ)なミミがドアを開けるときにも負担にならない。
しかし、こんなんで本当にドアが閉まるのかと思いきや、魔法のようにゆっくりスルスルスルと閉まりました、とさ。お見事、お見事、パチ、パチ、パチ。
出来るな御主(おぬし)! 「必殺仕事人」と呼んでしんぜよう。(←このネタ使うの3回目)
②突っ張り棒にS字管を取り付け(輪ゴムで固定)、これに紐を通す。
③紐の先端におもり(ぴよか※)を取り付ける。
※ぴよか:名古屋市子育て家庭優待カードのマスコットキャラクター
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