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チッチとサリー

 チッチとサリーの「小さな恋のものがたり」という漫画をご存知だろうか? 中高年の方の中にはご存知の方も多いかもしれないが、実は私は知らなかった。雅恵も知らないという。前回のブログへの徘徊老人さんからのコメントで、私たち夫婦が「チッチとサリー」に似ているという。実は以前からご指摘いただいていることではあるが、さすがに気になってウェブで調べてみた。

 すると、何と1962年から50年近くも雑誌に連載が続いた超ロングセラーであると知った。しかも私の年代とピタリと符合しており、知らない方がどうかしているのかもしれない。私は漫画を全く読まないし、そういえば雅恵も読まないので、これまで知らないでいた。 

単行本が第43集まで出ている。
単行本が第43集まで出ている。
最近は復刻版も出ている。
最近は復刻版も出ている。
関連グッズも発売されている。
関連グッズも発売されている。

 さて、チッチとサリーは高校の同級生。サリーは背が高くてハンサムで、成績優秀。そのうえスポーツ万能、野球部のエースで、女の子にモテるためチッチによくヤキモチを焼かれる。

― これに私が似てるって? そうでしょう、そうでしょう。まんざらでもない。

 チッチは背が低くてオッチョコチョイで勉強もスポーツも苦手だが、サリーを一途に思い続けている。

― 雅恵曰く、「似ていると言われると、半分当たっているだけにチョームカつく」とのこと。本人の名誉のために、学生のころは勉強はともかくスポーツは特に苦手ではなかったらしい。ちなみに私はといえば、スポーツは万能どころか下手の横好きの典型で、草野球では長年にわたり「9番・ファースト」という不思議な定位置だった。

チッチとサリー?
チッチとサリー?

 しかし、ご指摘のむきは多分そんなことではない。私たち二人の身長差30cm以上、体重差約2倍(ついでに顔の大きさも?倍)。二人一緒に並んで歩いている姿がたまにショーウインドウの大きなガラスに映ったりすると、いまだに思わず引いてしまう。普段はお互い相手の姿しか見えていないので平気なのだ。

 遠目にはきっと親子にしか見えないだろう。だから他人からは、「チッチとサリー」どころか、「大木にとまったセミ」とか言われている。私自身は「絵に書いたような美男美女のカップル」と自称しているのだが、なぜか誰もそうは言ってくれない。

 ともあれ、ご本家のほうの連載は終わってしまったようだが私たちは終わらないので、今後ともこんなブログを続けていきます。